大きい区画のほうが購入しやすい?最近の霊園事情

少子高齢化にともなう核家族化により、昔ながらの大きな家墓よりも個別の小さいお墓を求める方が増えています。もちろん、小さいお墓の方が安い値段で買えるのですが、一部の民間霊園では小さい区画が先になくなり大きな区画だけが残ってしまう現象が起きています。この現象により、お墓が欲しくても値段が高くて買えない方も出てきています。すでに公営の霊園は満杯状態で、抽選会に当選するためには35倍以上の高倍率をくぐり抜けなければ購入できなくなっています。ある年、神奈川県相模原市にある霊園の一般墓地では100倍近い倍率になった区画もありました。

これらの問題を解消するため、民間霊園では大きい区画の墓地を購入しやすい値段にする取り組みとして、ゆとり墓地などの新しい墓地タイプに区画を整備して変更してきました。ゆとり墓地とは両隣の墓石と間隔が空いたタイプの墓地で、空いた場所には敷石を敷いたり、タマリュウや植栽を植えたりする霊園もあります。同じ大きさの区画よりもゆとりのあるスペースを作ることで、使用する石の量が少ない分だけ価格を抑えて購入できるようになっています。また、隣のお墓に気を遣うことなくお墓参りができることや、掃除が簡単にできるといったメリットもあります。

神奈川県川崎市の緑豊かな生田丘陵にある霊園「春秋苑」で販売されている残りわずかな最終造成区でも、ゆとり墓地の販売が始まります。都心からも近いため、神奈川だけではなく東京都内で墓地を探していた方にもおすすめです。昭和33年に開苑した春秋苑には、古いだけではなく長年の墓地運営で培ったサービスや施設に厚い支持が集まっています。公共機関を使っても車でもアクセス性は抜群でありながら、風情のある緑と眺望の豊かさは最大の魅力となっています。風光明媚な眺めが、こちらで眠る故人だけではなくお参りに来られた方にも心の安らぎを与えることでしょう。環境の良さ、施設の充実、信頼される管理体制を礎として、墓参者を心豊かに暖かく包みます。