東京都内に増えている永代供養墓

寺院などで先祖や死者の供養を代行してもらうことを永代供養といいます。永代とはいうものの、実際は33年や50年と期間を区切ってその後に合祀するシステムが基本。東京は人口が多いのはもちろん地方出身者も多く、先祖や寺院とのつながりのない人もたくさんいます。そのため、永代供養を受け付けている寺院や永代供養墓を運営している霊園も多いのです。

都内に増えているのが駅からも行きやすい都市型霊園。永代供養をしたとしても、出来るだけお参りしてあげたいという家族も多いでしょう。その際、立地のよさやアクセスのしやすさは永代供養先を選ぶ大きなポイントになります。また、最近はビルやマンションのような高層の建物の中にお墓や納骨堂を構える霊園も増えてきました。そういったところに依頼すれば、麻布や青山、新宿などの都心部でもお参りできるようになります。

もちろん、都内にも寺院墓地は存在します。山門をくぐるとなかなか味わえないお香の香りが立ち込め、ふだんの生活とは違った厳粛な雰囲気の中で心身ともに落ち着けることができるでしょう。寺院に永代供養を依頼する1番のメリットは安心感。宗旨にのっとった作法やしきたりで、しっかりと供養してくれます。例えば早稲田にある永久の会墓苑なら、毎朝のお勤めや三十三回忌までの月命日法要、その後の永代にわたる合同供養まで手厚く行ってくれるので安心です。

都内には多くの永代供養墓があります。付き合いのある寺院が特にないのであれば、まずはインターネットで検索してみるといいでしょう。自分たちの条件に合いそうな永代供養墓が見つかるはずです。いきなり寺院に問い合わせるのはハードルが高いというのであれば、石材店などから情報を得るのも1つの手です。多くの寺院や霊園に出入りしている石材店は、たくさんの情報を持っているのです。情報収集がある程度済んだら、現地まで足を運んでみましょう。中の雰囲気、そこの人たちの人柄などは現地に行ってみないと分かりません。百聞は一見に如かず。自分の目で確かめることで、永代供養を任せられるかどうか判断しやすくなるはずです。