弔電を送る際に気を付けること

弔電を打つ時には、注意点がいくつかあります。まずは、喪主を確認することです。

たとえば、知人のご母堂が亡くなった場合で、喪主に 知人のお兄さんがなったとすると、知人あてに弔電を打つのはいけません。弔電は喪主あてに出すのがマナーとなっていますので、顔もわからないとしても、お 兄さんあてに出しましょう。また、自宅に送ればいいと思いがちですが、それも間違いです。

最近では特に、葬儀場で通夜から告別式までを行う 場合が増えているため、そちらあてに送ります。送り先をきちんと確認しましょう。また、文章にも注意点があります。「またまた」「重ね重ね」「繰り返し」 「くれぐれも」など、かさね言葉を文中に入れてはいけません。これは、悲しい出来事が重なるということを連想させる忌み言葉となります。弔電の文例集など がたくさんありますし、電報を打つ際に文例を選ぶこともできます。

細かいことですが、弔電は葬儀の中で読みあげられることが多いものです。 特に、本文は読まれなくても、お名前だけは読みあげられます。自分の名前がよほど誰にでも読めるものならばいいかもしれませんが、万が一の読み間違いを避 けるためにも、ふりがなを忘れずにつけるようにしましょう。