開眼供養とは、通常お墓の場所を購入して、既に亡くなった人がいれば、当然そこへと墓石を建てることとなります。
どんな墓石になったとしても、その建てた石に、請を入れる作業をしなければなりません。所謂、墓石に命を吹き込む作業になりますので、葬儀をして下さったお寺さんの、住職さんに頼んで、それ相応のお経を読んでもらい、開眼供養の行いをしてもらいます。
開眼供養の際のお供えには種類が沢山あります。お菓子や果物といったものは勿論のこと、鯛やスルメ、お酒や塩から、紅白のお饅頭などといったものを供えます。紅白のお饅頭は、開眼供養そのものが、目出度いことへの意味において、象徴となります。
ご住職はすずりと筆を使って、文字を書く真似をして、開眼供養としてのことを成します。こういったことは、お墓関係には違いないのですが、例えば水子が出来てしまい、お墓にお地蔵さんを建てた時にも同様です。それ故に、墓石を粗末に扱ってはいけません。また建て替える時にも、慎重な程までも丁重にお経をあげてもらい、落ち度が無いように神経を使います。お墓に関連した、開眼供養の必要性と重要性があるものなので、くれぐれも注意が必要です。